6月に東京でDELF B2を受験された生徒さんが見事に合格されました!ジュネーブでレッスンを開始され、日本に帰国後もオンラインで受講を継続され、日々コツコツと努力されて合格されました。帰国後もフランス語の学習を継続することは本当に大変だったと思います。無事合格されて本当に安心しました。おめでとうございました!これからもフランス語を使ってくださいね。今後のご活躍を楽しみにしております。
合格体験談をいただきましたので、原文のまま記載させていただきます。
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旦那さんの仕事の関係でジュネーブに滞在することになり、Haruna先生のもとで約3年半フランス語を教えていただきました。英語もフランス語も両方レベル0だった私が、DELFB2に合格出来たことが今でも信じられないのですが、今まで出会った先生の中で一番尊敬でき、指導も的確、ジュネーブの生活も相談できる、授業も笑いあり、そんなHaruna先生の元で勉強できたことが一番の理由だと思ってます。
まず、B2を受けるにあたって独自ルールを決めました。①先生・ChatGPT・友人をとことん頼る②単語帳は使わない(日本語を介入せず、絵と単語を関連して記憶することが得意な私には効率があまり良くなかった)③会話する機会をできる限り作ること、です。専業主婦で子供のいない私にとって、スイスに住んでいたとはいえ、積極的に外出しないと家族以外との会話がないのが当たり前な環境でした。たとえ買い物に行っても無人レジが主流だったので、会話のチャンスを作る為に、1日中家にこもらず、友達からのお誘いも一切断らないようにしていました。このルールは賛否両論あると思いますが、オーラルの練習の為の下準備に、長い時は1つあたり12時間、読解やリスニングの問題については復習まで入れると各1問あたり7時間と、尋常でない労力と頭への負荷が膨大にかかっていた私には合っていました。
〈オーラル・文章作成〉
私が一番苦手とする項目であるオーラルは、先生に週1でオンラインにて特訓をしていただきました。オンラインのメリットとして、コメント欄に重要なポイントを残してくださるのと発音の誤りも毎回みてくださるので、自分の苦手な所を重点的に授業後に復習出来ました。オーラルはフランスの社会、環境、医療、教育問題などの幅広いテーマから起承転結を考えるので非常に苦しみました。出来る限り多くの問題に早めに挑戦することをお勧めします。ちなみに私は先生が厳選してくださった40テーマを実際にレッスンでこなして、試験当日までに、このテーマはこういう話ができるなとイメージし、レッスン日以外の日はジュネーブでできたコロンビア人の親友と、初の試みとしては、ChatGPTと会話の練習を何度もしました。
文章作成についても先生に週1で添削していただきました。先生のアドバイス通り、文章作成の解答例を見ながら、よく使われるB2レベルの文章を真似して書く所から始めました。また、文章読解に使えそうなフレーズが散りばめられていたので、よく参考にしていました。
〈文章読解・リスニング〉
私が主に使用したのは、LE DELF 100%REUSSIT B2 とABC DELF B2の2冊で、前者を2周、後者を7周しました。2冊とも読解とリスニング、トランスクリプションのページをコピーして、自分だけの単語帳兼ノートを作成しました。何周かすると、頻出の単語とテーマが分かってきます。一方で、単語帳をやらないことへの不安もあったのと、テキストの問題が楽しくなくて苦痛だったので、週1回TV5 MONDEでリスニングの練習、並行して毎日InstagramからRTS(ニュース)の記事を大体1日10記事読んで単語の補強をしました。恐ろしいほどテキストと単語が合致していたので、やる価値ありだと思います。
最後に
B2試験に限ったことではないですが、正直、何度も何度も挫折しそうになりました。でも、Haruna先生のおかげで、ジュネーブでフランス語を使って、買い物、レストラン、コロナのワクチン接種、美容院、電話でレストラン予約確認、アパートで水が出なくなって隣人に相談、教会でボランティアができないか質問、隣人パーティに参加、隣人とクリスマスカード交換、井戸端会議に参加、メールでの問い合わせなどなど、努力した分できることが少しずつ増えていきました。すごくすごく嬉しかったです。本当に途中で諦めなくて良かったです。友達もアメリカ、南米、東南アジア、中東、アフリカ、ヨーロッパ、世界中に持つことができました。ジュネーブに来る前の私が想像していなかったとこばかりです。日本ではあまりフランス語を使う機会がなく寂しい限りですが、これからもフランス語の勉強は続けていくつもりです!